SDM森戸さんを筆頭著者とする論文が、PLoS ONE(IF3.24)にアクセプトされました。
この論文は、暑い夏の時期のパフォーマンス管理として注目されるアイススラリーが高強度間欠運動を繰り返し行なった際にどう影響するかを検証したものです。深部体温を下げる効果が期待されるアイススラリーですが、これまでの研究では摂取量が結構多いのが課題でもありました。本研究では多くなりすぎないよう低温のアイススラリーをラグビー選手へ用いた際のパフォーマンス効果を検討しており、少量の低温スラリーの摂取が体温を下げ、高強度間欠運動中のピークパワーを改善できることを示しました。暑い環境で持久力が求められるスポーツ(例えばハーフタイムがある種目でのアイススラリー摂取)でのパフォーマンス向上に役立てられることを示唆しました。
Morito, A., Inami, T., Hirata, A., Yamada, S., Shimomasuda, M., Haramoto, M., Kato, K., Tahara, S., Oguma, Y., Ishida, H., Kohtake, N. Ice slurry ingestion improves physical performance during high-intensity intermittent exercise in a hot environment. PLoS ONE, 17(9): e0274584, 2022.