慶應義塾幼稚舎教諭で慶應義塾高校野球部監督 森林貴彦氏の書籍「成長至上主義のチームデザイン」の一部を執筆させていただきました。2025年8月26日の発売です。
107年ぶりの甲子園優勝に携わったのはもう2年も前になりましたが、今もいろいろな所で甲子園の話について声をかけていただけることは本当に嬉しい話です。そして今回私が担当させていただいたのはもちろんフィジカルや化学サポートについてなんですが、特徴は携わった際のデータの全部出ししている点です。
書籍内でも書いていますが、医学の分野では貴重な症例や珍しい事例があると「症例報告」という論文形式で情報が公開され、次の事例に役立てられる仕組みあります。一方でスポーツの世界ではそういった情報を公開することにより「次勝てなくなったらどうするんだ」という懸念から情報がマスクされ、分野全体での成長が制限されるケースがあります。これを森林監督にご相談話したところ、私としては悲願でもある『甲子園優勝に至ったチームがどういったデータだったのかを公開したい』気持ちに同意いただくことができ、本著では個人情報に配慮しながらフィジカルや科学サポートに関する様々なデータを公開しています。高校野球全体の成長の一助となれば幸いです。