SDM森戸さんを筆頭著者とする論文が、Physiologiaにアクセプトされました。
この論文は、運動後の深部体温の回復を加速させるための研究で、夏季に-2℃のアイススラリーを摂取することでパフォーマンスがどうなるか?ということを検証しています。アイススラリーを飲んだグループは、そうでないグループと比較して鼓膜温や心拍数の有意な低下を示しました。温度を下げるために、どうしても量が多くなりがちですが、量を増やさず温度を冷やす発想のアイススラリーの利用は暑い屋外環境でのトレーニング後の生理学的な回復に役立つことが示唆されました。
Morito, A., Inami, T., Hirata, A., Yamada, S., Shimomasuda, M., Kato, K., Tahara, S., Kohtake, N. Effect of Ice Slurry Ingestion on Post-Exercise Physiological Responses in Rugby Union Players. Physiologia, 2: 154-163, 2022.