稲見を筆頭著者とする論文が、Journal of Sports Science and Medicine(IF4.017)にアクセプトされました。
この論文は、超音波エラストグラフィという筋肉の硬さを評価する装置で測定された値と、筋線維のアクチンとミオシンというフィラメントがスライディングする時に引っ張られるタイチンという値の関係を調査したものです。いずれの値も筋肉がひどくダメージを負ってしまった際に変化するマーカーなのですが、これまでその関係は不明でした。いずれも侵襲のない方法(超音波を使って画像として評価する方法と尿中から計測した方法)で評価されたもので、これらの関係から今後筋肉のダメージをより客観的かつ明確に予測していくことにつながること(予防する方策の新たな解明)が予想されます。
Inami, T., Yamaguchi, S., Ishida, H., Kohtake, N., Morito, A., Yamada, S., Shimomasuda, M., Haramoto, M., Nagata, N., Murayama, M. Changes in muscle shear modulus and urinary titin N-terminal fragment after eccentric exercise. J Sport Sci Med., 21: 536-544, 2022.