体育研究所の吉田泰将准教授を筆頭著者とした論文が、Journal of Sports Medicine and Physical Fitness(IF:1.4)にアクセプトされました。桐蔭横浜大学高瀬武志准教授との共同研究です。
この研究は、大学剣道選手の身体的な特徴の解明に向けた活動の一歩目として行われました。世界の剣道人口は柔道人口の10倍近いという試算すらあるにも関わらず(これ結構驚きでした)、他のスポーツと同じような競技特有の身体的特徴に関する報告が海外の科学論文雑誌にほとんど記されていないのが現状でした。今回測定した身体組成データでは、剣道の練習方法など剣道特有の要因が影響していることを明らかにしています。いずれにせよ、単発のデータ取得ではなく、持続的に蓄積していくことが重要であることを強調しています。